お仕事中、会話がうまく続かなかったり会話のネタが浮かばない…など会話が苦手な方や、人見知りだけどナイトワークや接客業に挑戦してみたい!という方向けに「トークのコツ&会話のネタ」をご紹介します。コツを掴んで楽しくお仕事しましょう✨
トークのコツ
名前を呼ぶ
名前はたくさん呼びましょう。たくさん呼ばれると、呼ばれた方は嬉しい気持ちになります。新規のお客さんとも距離感を近づけることができるので、意外と重要なポイントです。下の名前やニックネームを付けるのもおすすめです。
ニックネームを決めたときにお客さんが嬉しくなさそうな反応だった場合は、無理やり呼ばずにお客さんと一緒に別の呼び名を決めましょう。
Point
礼儀正しさは好感度が高く、大切ですが、親しみやすさや人懐っこさを加えると女と可愛がられやすいので、仲良くなってきたら敬語とタメ口をうまく使いわけるのもポイントです!
オウム返し
一般的な会話術のひとつにオウム返しというテクニックがあります。
オウム返しとは、相手が言った内容を繰り返す一種のテクニックです。
初めに「お仕事帰りですか?」など簡単な質問をして、その後は答えをオウム返しするように会話をしてみてください。
例えば「おいくつなんですか?」「えー!◯歳なんですか?若く見えますね〜」
「お仕事帰りですか?」「あ、二軒目なんですね!どこで飲まれてたんですか?」的な感じでオウム返しを付け加えることによって、質問攻めにされている気持ちではなく、会話の成り行きで質問をしているようになります。
質問がネタ切れしてしまったときは、もう少し会話らしい会話に近づけていきます。
「◯◯で飲まれていたんですよね?近くのお店は行ったことあります。おしゃれなお店でした。」みたいな感じで、質問で返さずに自分の経験などを加えることにより共通の会話が生まれます。
何からなにまでオウム返しでやり過ごそうとすると、お客さんにバレてしまうので気をつけましょう!オウム返しばかりで会話を進められると馬鹿にされてる印象を持たれることもあります。
楽しませなきゃ!と気負いすぎず、自分自身が相手に興味を持ち、その場を楽しむことがコツです。そうすればオウム返しに頼らずとも、自然と会話は弾んでいくでしょう。
Point
質問の中で何の話題のときが1番楽しそうに話していたか、何を詳しく話してくれたかなどを観察して、その話題の話を振ってみるのも◎
聞き上手になろう
一般的に、お客さんは自分の話を聞いて欲しいことが多いです。
なので、聞き上手になることを目指しましょう。
聞き上手になるためには、相手の話に関心を持つことが大切です。
自分の知らない分野の話題も理解しようとする姿勢を持ってください。
お客さんが話し始めたのに「私は〜」と、自分の話にすり替えることはやめましょう!
自分の話をするのは、あくまでも会話のきっかけを作る時だけです。
お客さんが話し始めたら、最後までリアクションを取りながら聞きましょう。
「そうだね」「いいね」など相手を肯定するような相槌を打ちながら聞くように心がけましょう。
可能であれば笑顔で話を聞いてください。話す側は、真顔で話を聞かれていると、楽しくないのかなと不安になってしまいます。会話の引き出しを増やすためにも、話しやすい雰囲気を作ってあげることを意識してみてください。
Point
話し上手じゃなくても売れますが、聞き上手じゃないと売れません。
目の前にいるお客さんがどんな考えを持っているのか?どんな事が好きなのか(嫌いなのか)?など相手を知ろうとする姿勢を持っていると、会話は途切れないですよ。
褒める
お客さんを褒めることも、良い印象を与えられるポイントとなります。
オススメはお客さまの身に着けているものを一つ褒めることです。時計・洋服・アクセサリーなど身に着けているものを褒めてみましょう。声が素敵なども喜ばれやすいです。
褒める時に大切なのが、本当に自分が良いなと思ったところを褒めるということです。
無理やり褒めたり、とりあえず褒めた感じが出てしまうと、お世辞で言っていると伝わってしまったり、嘘だと思われたり不快な思いをさせてしまったりするので、褒めているのにマイナス評価に繋がってしまいかねません。
お客様も気分良く過ごせるように、あくまでもお客様の良いなと思った部分を素直に褒めるようにしましょう。
Point
信頼関係を築くため、ウソにならないよう注意して、褒める技術を身につけましょう。お客さまが気持ちよくなれば、自分自身も接客が楽しくなり、会話も自然と弾むようになります。
会話のネタ
ありきたりではありますが、会話に困ったときの会話のネタをいくるかご紹介します。
接客業・ナイトワークが初めてという方はぜひ参考にしてみてください。
趣味・特技
趣味・特技の話は年代を問わない鉄板トークです。
「お休みの日はどんなことをして過ごされているんですか?」などと聞いてみると、趣味の話へ広がりやすいです。
お客さん自身はまってる趣味があればノリノリで語り始めてくれますし、もし共通の趣味があれば一気に仲良くなりやすく、反対にわからないものであれば「詳しくないからもっと教えてください」と興味を持つことでお客さんに好印象を与えることもできます。
自分が詳しい分野でなくても、会話を楽しむことでお客さんの満足度も高くなるはず。
出身地
出身地に関する会話もよく話される話題です。
自分が生まれ育ったところや思い出のある土地の話は、話がふくらみやすいです。出身地が同じだったり近くだったり…共通点があればあるだけ会話が盛り上がりやすい!
共通点がなくても大丈夫。いろいろと質問すれば、快く答えてもらえるはずです。
方言を使っているお客さんには「〇〇ですか?聞きなれないから新鮮です!」など、ややオーバーリアクションで興味を示すと、いろいろと話しをしてくれるかもしれません。
興味があるフリをするのもナイトワークでは大切なスキルです。
「今度、〇〇に友達と行く予定があるのでオススメの場所があれば教えてください」などとお客さんの地元について自分から話を広げることもできます。地元ネタはお連れさまも含めて盛り上がりやすいため、会話に困った際には使ってみましょう。
Point
出身地の位置や名産品など何も知らないと、「わからないのに出身地の話題を振ったのか」とあきれられてしまうこともあるので、ある程度知識を入れておくのがよいでしょう。
昔の武勇伝
少し年齢を重ねた男性は、武勇伝や過去のヤンチャ話をするのが好きな傾向があります。
「昔ヤンチャしてたりしました?」「今もモテそうですけど、学生時代絶対モテてましたよね?」などと振ると、嬉々として食いついてきてくれることが多いです。
上手く聞き役に徹することでお客さんのほうから場を盛り上げてくれることもあります。
Point
嘘っぽいなと思ったり、盛ってるなと思ったりしても肯定するリアクションを意識してください!
旅行やおすすめグルメ
これまでに行った旅行先の観光スポットや、おすすめの飲食店などの話題も会話が広がりやすいです。
働いているお店の近くの観光スポット・繁華街の情報、オススメしたいお店などの情報はこまめに仕入れておくのがベストです。
Point
思い出に残った場所や、最近美味しかった料理などを写真と一緒に紹介するのも◎
好きなお酒
お酒が好きそうなお客さんなら、好きなお酒の銘柄やお酒を飲む頻度などを聞いておくと、好みをつかみやすくなる&お客さまのプライベートの時間を把握できるキッカケにもなります。自分もお酒好きとアピールすることでドリンクをもらえることもあるでしょう。
Point
お客さんのお酒にまつわる失敗談などを聞いたり、自分の話もしてみましょう。
ただし引かれてしまう可能性がある失敗談は避けてくださいね。
トレンド
最新のトレンドやニュースで話題になっている内容を話してみるのも◎
最初からトレンドネタやニュースの話をすると、面白くないと思われてしまう可能性があるので、なかなか共通点がなかったり、他の話題に興味を示してくれなかったりする場合に話し出すのがオススメ!
中途半端な知識で話すと、他に話題がなかったのかなと思われてしまうので、本当に自分が関心を持ったネタを選ぶようにしてください。
Point
なかなか会話が盛り上がらないときの奥の手として、日頃から情報を仕入れておくようにしましょう。
若年層のお客さんが多い場合は、難しい話題ではなくYouTubeやTikTokからトレンドを仕入れるのも◎
もしも〇〇だったら
もしもトークは年代性別問わず盛り上がるのでオススメです!
いくつか例を挙げるので参考にしてみてください。
・宝くじが当たったらどうする?
・無人島に何か一つ持って行くなら?
・世界滅亡するとしたら最後になにしたい?なにを食べたい?
・誰かになれるなら、誰になりたい?
・タイムスリップするとしたら過去?未来?
・ゾンビに襲われたらどうする?
・透明人間になったらなにする?
などなど、いろんなテーマで会話を楽しんでください。
避けるべき話題
最後に、避けておいたほうが良いという話題をご紹介します。上記の内容を忘れず頭の中に入れておいてくださいね。
前提として、接客のお仕事なので、お客様を怒らせたり落ち込ませたりするのはNGです。
気持ち良く飲んで帰ってもらうように心がけましょう。
もしもお客さんサイドから政治や宗教などの話題が出た際は「すみません、私全然詳しくなくて…」などと無難に返しましょう。
お客さまからよく振られる話題でもある野球などスポーツもタブーと言われています。
野球などのスポーツには派閥があり、好きなチームのライバルチームを応援している人とは話が合わないと思われることがあるからです。
特に野球は熱狂的ファンも多いので、気をつけましょう。
基本的にスポーツの話題では、中立の立場で話を聞くことをおすすめします。
Point
野球に関しては、WBAの話題など世間的に話題になっている内容について触れるのは特に問題ありません。
いかがでしたか?
人見知りや会話が苦手だからナイトワークや接客業をしていけないということはありませんが、会話を避けて接客することはできません。ただし、沈黙が続いてしまうとお金を払って来店しているお客さんに失礼になってしまいます。
聞き役にまわり、聞き上手になることも大切ですが、お客さんが楽しい時間を過ごせるような話題選びや話の運び方を意識して、スキルアップしていきましょう。会話のテクニックを知っていても、最初から上手に話せるわけではないので場数を踏んでいくことが大切です。
まずは目の前にいるお客様に興味を持って、自然な笑みを絶やさず接客することを心がけましょう!背筋をしっかりと伸ばし、顔だけでなく、お客さんに体を向けてあげるとより好印象を与えることができますよ。
どうしても不安な方は、未経験の方でもOKなお店や、サポート体制がしっかりしているお店を選んで働いてみてください。
自然と楽しい会話ができるようになることを応援しています!