ウィッグに挑戦してみたいけど、ウィッグについての知識が全くなく、何を買っていいか分からない…という方にウィッグの選び方や使い方などを紹介します。
ウィッグについて知り、色んなヘアスタイルに挑戦してみましょう。
ウィッグの種類
フルウイッグ
帽子のようにすっぽりとかぶるタイプです。
かぶるだけなので、装着しやすくイメージをガラッと変えられるためオススメです!
ほとんどのウィッグにはアジャスターがついているので、頭のサイズに合わせて調節が可能!女装初心者の方は、まずはフルウィッグから試してみるのが良いかもしれません。
ハーフウィッグ
後頭部のみのタイプです。
前髪とサイドは地毛なので、自然な感じで装着することができます。
地毛を活かしたアレンジができ、長時間着用しても痛くなりにくく、通気性が良いのが特徴です。ただし、うまく選ばないと地毛との色の違いが出てしまったり、男性の髪型で装着すると浮いてしまったりするので注意が必要です。
前髪ウィッグ
前髪のみのタイプです。
前髪を切りたいけど勇気がない、前髪を切りすぎたなどの悩みを解決してくれます。
カチューシャやクリップで手軽にセットできるので、初心者でも装着が簡単です。
顔周りの印象を変えることができるので、気軽にイメチェンができます。
ウィッグの素材
人毛とは?
その名の通り、人間の髪の毛を素材に作られたウィッグです。
ただし、切り取った人毛をそのままウィッグに使うのではなく、一度薬品加工をして消毒・染色したものが使われます。
人毛のメリット
人毛ウィッグの一番の特徴は自然な見た目であることです。
人毛らしい手触りや自然な光の反射、雨に濡れたときの質感は、人工毛ではなかなか再現できません。
また、アイロンやコテなどを繰り返し使うことで傷んでしまっても、トリートメントなどで補修ができ、メンテナンス次第で長期的に使用できます。
人毛のデメリット
デメリットとしては、人工毛に比べてお手入れに少し手間がかかってしまうことやスタイリングが崩れやすいことがあげられます。
また、見た目や手触りが自然な分、価格が高いものが多いです。
人工毛とは?
人工毛のウィッグはナイロンやポリエステル、ポリ塩化ビニルといった、衣類などでよく使われる化学繊維から作られたウィッグです。
髪の太さ・色に合わせて作られた化学繊維がウィッグに用いられます。
人工毛の特徴は、原材料が工業生産品であるため基本的に安いこと、原材料の質が安定していることが挙げられます。人毛はどうしても髪質・色・太さがバラバラになるのに対して、人工毛はこれらが均一に揃っているため、まわりから健康的な髪質と見られることが多いです。
人工毛のメリット
若い方をターゲットにしたものが多いので、おしゃれでデザインが豊富な点や比較的お手頃な価格で購入することができる点がメリットとしてあります。
また、形状記憶を施してあるためスタイリングの持ちが良く、水に濡れても乾くのが早いので洗うのに手間がかかりません。
人工毛のデメリット
デメリットとしては、化学繊維のためウィッグ特有のテカリがあげられます。
また、静電気を起こしやすいのでウィッグ専用のブラシ(クシ部分が金属製)の使用が必要になったり、シャンプーやスタイリング剤等のケア用品は劣化を防ぐためにウィッグ専用品の使用が必要です。
ウィッグの前髪
男性と女性ではおでこや輪郭に違いがあるといわれているため、それらをふまえて前髪があるタイプと、前髪がないタイプのウィッグのどちらを選べばいいかを簡単に説明します。
前髪があるタイプ
前髪があるタイプのウィッグは、おでこや眉毛を隠すことができるため、女装初心者には特にオススメです。若く見えるとも言われています。
ただし、前髪があるタイプは顔が暗く重い印象になることもあるので、前髪を片方で分けて片眉を出すことで、少し軽めの印象を与えることができます。
Point
眉のお手入れに自信がない方はぱっつんタイプがオススメ!
前髪がないタイプ
眉毛やおでこが出てしまうので、眉毛のバランスなど調整ができる化粧スキルが高い方にオススメです!
面長な方やおでこの彫りが深い方、顎が大きめの方にはあまりオススメできません。
前髪がないタイプは表情が豊かに見えるので、化粧スキルをUPして挑戦してみましょう。
いかがでしたか?
今回はウィッグの種類、素材、前髪のありなしについてご紹介しました。 ウィッグの素材には、人毛と人工毛のミックスのウィッグも展開されていたり、人工毛でもアイロンやドライヤーの使用が可能なタイプのウィッグもあったりします。 それぞれ、メリット、デメリットがあるので、ご自身で使いやすそうだなと思うものを選んで色んなヘアスタイルを楽しんでみてください。