顔にツヤ感と立体感、陰影をもたらすハイライトとシェーディング。入れ方を工夫することで、理想の顔の形を演出することができるメイクテクニックです。
今回はそんなハイライトとシェーディングの入れ方を、輪郭別にご紹介いたします。
ハイライトとシェーディングとは?
ハイライトとシェーディングは、ファンデーションと同じくベースメイクに分類されます。「光」と「影」をプラスすることで、顔の立体感や陰影、輪郭をメイクで変化させることができるアイテムです。
ハイライト
ハイライトは肌色よりも明るい色味で、顔に「光」を集めるアイテムです。顔の明るさをプラスして立体感だけでなくツヤ感を演出することができます。
シェーディング
シェーディングは肌色よりも暗い色味のアイテムで、名前の通り顔に「影」をつくることで、立体感や小顔効果が狙えます。
輪郭タイプ別に入れ方を紹介!
ハイライトやシェーディングの入れ方は、輪郭のタイプによって入れる位置が微妙に違います。そこで今回は、面長さん、ベース型、丸顔さんの3つのタイプ別に陰影の入れ方をご紹介します。
面長さん
面長の方は顔の縦幅があるので、顔の長さを短く見せ、横幅を強調させるのがポイントです。
シェーディング
髪の生え際と、顎に横広に入れます。
Point
シェーディングを顔の上下に入れて顔の長さを短く見せます。生え際とフェイスラインに沿うように入れることがコツです。
ハイライト
おでこ、頬、鼻先、鼻の付け根に入れます。
Point
ハイライトで顔の中心に立体感を出します。縦に入れると、顔が縦に間延びして見えやすいため横長に入れましょう。
中顔面が長く見えるため、鼻のハイライトは鼻筋に入れないほうが良いです。そのため鼻筋を繋げず、必要なところにポイントで入れることがコツです。
ポイント!
女性は目鼻立ちをハッキリとさせるために、シェーディングやハイライトを使います。
しかし、女性より目鼻立ちがハッキリしている男性は、同じようにメイクをしてしまうと鼻だけが目立ってしまうため、一般の女性とは逆のメイクを行います。
鼻頭に沿ってシェーディングを入れ、眉頭の下から、鼻の側面に沿ってハイライトを左右対称に入れることで、鼻の印象を抑えることができます。
※青色がシェーディング、オレンジがハイライト
ベース型さん
ベース型の方は、気になる顔の下側に広めにシェーディングを入れることがポイントです。
シェーディング
生え際はポイントで、エラの部分に広めに入れます。
Point
エラ部分にシェーディングを入れることで凹凸を強調することなく、自然にフェイスラインをスッキリと見せられます。
ハイライト
額の中心、鼻筋、顎先に入れます。
Point
顔の中心にハイライトを入れることで、フェイスラインがよりスッキリと見えます。
丸顔さん
丸顔の方は、顔の中心にハイライトを入れることで、フェイスラインがよりスッキリと見えます。
シェーディング
サイドのフェイスライン、頬骨に入れます。
Point
場所ごとに濃淡をつけて入れると立体感のある顔立ちをつくることができます。
ハイライト
額の中心、鼻の付け根、鼻筋、顎先に入れます。
Point
顔のくぼみに光を入れると顔が引き締まって見えるので、くぼんでいる部分にピンポイントでハイライトを入れましょう。顔の中心に縦に光を集めることによって自然に陰影を演出し、スッキリと見えます。
シェーディングで失敗しないためのコツ
シェーディングを難しいと思われている方も少なくないと思います。このパートでは、失敗しないためのコツをご紹介します。
肌に合った色を選ぶ
シェーディングは、肌になじみやすい色を選びましょう。
色選びのコツとして、イエベの方はベージュやブラウンがおすすめです。ブルベの方はパープルやグレー系のブラウンがおすすめです。
しっかりぼかす
シェーディングを入れた部分と入れていない部分の境目がわかると垢抜けない印象になってしまいます。ファンデーションとシェーディングなど色の明暗差は目立ちます。境目がわからないようにしっかりぼかすことが大切です。
また初心者の方は透け感のある発色のものや、大きめのブラシでふわっとのせると肌になじみやすいです。
いかがでしたか?
ハイライトとシェーディングをうまく味方につけることによって、フェイスラインがスッキリしたり、お悩みをカバーしたりすることができます。ついつい忘れがちなアイテムではありますが、ぜひトライしてみてください!
効果には個人差があります